人の悩みは十人十色

広汎性発達障害では、知能指数がふつうのケースと低いケースのふたつがあります。

これは私の経験上の話ですが、知能指数がふつうのケースはどちらかというと活発な子供。知能指数が低いケースは、どちらかというと家でゴロゴロしている動きの遅い子供に多いと感じています。

ここでわかるのは、知能指数が低いケースでは家でゴロゴロしている。つまり、体に不調を感じていることが予想できます。

子供とは、本来落ち着きがないものです。「ここで待っていなさい！」と言われても、興味があるものが目の前にチラつくと、「はい！」と返事をしていたことも忘れてどこかに行ってしまう。そんなものです。

しかし、家でゴロゴロしているタイプの子供は、たとえちょっとのことでイライラしてカンシャクをおこす元気があったとしてもそんなことはありません。親子で外にでても、ほとんど親から離れることはありません。

こういった違いをしっかり見てあげましょう。

落ち着きがないとき、それは大人だとどんな状態なのか？

家でゴロゴロしている。それは大人だとどんなときなのか？

それが理解できれば、私は解決へのアプローチが見えてくると思っています。




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