人の悩みは十人十色

攻撃的な行動。つまり、他害がある発達障害の子供たちがいます。

今まで再三指摘していますが、彼らのほとんどはあちこちが痛いとか、肩や首など、体のコリを訴えるケースがほとんどです。


では、体のコリがあるとは、いったいどんな状態でしょうか？


それは、筋肉に血が集まっている状態。つまり、カラダが戦闘態勢であることになります。

では、カラダが戦闘態勢なら脳は・・・？


そう、脳は興奮しています。


ここで大事なのは、私たちは「楽しいから笑うのか」それとも「笑うから楽しい」のかという点です。

これは脳科学から考えると、笑うから楽しいが正解。そして、私たちは表情を笑顔にすれば、脳は「楽しいんだ～」と判断するという事実です。私たちの脳は、笑顔という表情にともない、快感物質を分泌しているわけです。

同じように、カラダが戦闘態勢なら、脳はそれを前提にした脳内物質を分泌する。それが興奮のホルモンであり、そんな彼らはすぐに興奮してしまうというわけです。



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多動。じっとしていることができない。これは、多動性障害とについて、よく聞かれる発達障害の一要素です。

これも再三にわたり申し上げていますが、多動とかじっとしていられない。この事実のみを「発達障害の一要素」と、決めてかかること自体に問題があります。なぜなら、私たちには時により「どうしても放置できずに慌てることがあるからです。

このことから、多動やじっとしていられないという事実だけで、発達障害の特徴としてレッテルを貼るのはマチガイだとわかります。

なぜなら、落ち着きがない状態とは、脳が興奮しているから。

逆に、その興奮が収まったとしたら・・・？

それで、その違いを比較してみましょう。

びっくりするほど、そのあたりを客観的に観察できるはずです。




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発達障害において、運動が苦手という話はよく聞きます。

これは、動作が遅い子供にはもちろんですが、とくに球技など、道具を使うを運動の場合、動作がはやい子供にも当てはまることがほとんどのようです。

すでにお話したように、動作が遅いという根本的な原因は、体調の問題です。体調が悪く、素早く動くことができない。そういった子供さんの場合、運動が苦手というのは自然なことでしょう。

一方で、動作がはやいのに球技などが苦手というのもよく聞く話です。が、これも体調で考えれば当然のこと。

動作がはやいのは、単に脳が興奮した結果にすぎません。その実、彼らの体もコリをもっているわけです。だからこそ、動画がはやい、落ち着きのない子供たちもまた「足が痛い」とか「ここをもんで」など、痛みやコリを自覚してその対処を求めたりするわけです。

こういった体調が脳の影響を与えることに疑いはありません。

それを放置したまま、発達障害の解決はできません。



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集中力がない。時速力がない。

これは、発達障害においてよく聞く話です。

が、再三にわたって、口を酸っぱくして言っていますが、これは彼らの特徴にすぎません。

私は、こういった特徴がなぜ起きるのか？集中力がないとか、持続力がないのはなぜなのか？という点について、その検証が必要だと考えます。


一般的に、集中力がないのは落ち着かないからです。また、持続力がないのも同じ理由でしょう。


こういった角度から観察するだけで、発達障害に対する見方が変わってきます。


落ち着きがない。

この事実は、脳が、なぜか？興奮していることに疑いはありません。

しかし、それはムシして、集中力とか持続力にスポットライトをあて、発達障害の特徴としてみてしまう。これは、私は大きなマチガイだと考えています。


これは、酔っぱらいで考えればよくわかります。


酔った人がおかしな言動をとったとしましょう。これを酔っていると気づかなければ、酔っぱらいはほとんど変質者です。そして、そういった行動に対し、私たちは「お酒を飲んだのかな？」と、おおよそ気づくことになります。これも、お酒を飲むと酔っ払うという事実について、私たちが認識しているからです。


発達障害も同じです。

お酒と同じように、脳が興奮し、集中力や持続力に影響を与えているわけです。


私たちの脳は、複雑なようで、その反応は意外と単純なものなのです。




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自己中心的でわがまま。

発達障害で、こういった傾向が見られるケースが少なくありません。

では、自己中心的とか、わがままというのはどういったことでしょうか？


これは脳の働きから考えると明らかで、私たちは若い時には二元論です。白と黒がはっきりしている。私は、こういった傾向が顕著であるのが、自己中心的とかわがままという言動に現れていると考えています。


では、二元論とか白黒をつけたちという思考はどういったことから起こるのでしょうか？

それは、脳の成長が深く関わります。


私たちの好きとか嫌いといった感情は、情動脳における扁桃体の働きによります。この扁桃体は不快か快かを判断しているとこであり、その感覚が物事の白黒思考に深く関わります。そして、この情動脳は3歳程度で成熟するということが、白黒思考、二元論に大きく関わることになります。

一方で、私たちの右脳左脳。これは、情動脳という名称に対し知性脳と呼ばれています。この知性脳は、情動脳が3歳で成熟するのに対し、4歳くらいから成長が加速し、その成長は二十代半ばまで続くことになります。

つまり、子供時代は　情動脳　＞　知性脳　という力関係であり、感情に知性の判断が負けてしまいます。これは、なにか欲しいモノがあると、子供たちが駄々をこねて泣いたり叫んだりすることでもあきらかです。

一方で、大人になれば知性脳が成長しますから、徐々にですが、情動脳　≧　知性脳　→　情動脳　＜　知性脳　と、その力関係が変わることになります。

だからこそ、大人になると、物事は白黒ではなくグレーの部分があると理解できるようになるわけです。


発達障害は、こういった脳の仕組みが大きく関わっています。


※　発達障害と診断された子供達のなかには、とても良い子として育つケースもあります。これは、私からすれば怯えであり、猫に睨まれたネズミ状態の心理だと考えています。


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発達障害おいて、情緒が不安定という問題は必ずと言っていいほど聞く話です。

ふだんからおとなしい子供なら、少々のことでショックを受け、落ち込んでしまう。逆に、落ち着きのない子供なら、すぐにキレるという具合です。また、どちらのケースも、それを引きずりやすく、長時間にわたるという傾向も共通する話です。

一見、相反するように見えるこのふたつのケースですが、私からすれば原因は同じです。

ヒントは、猫に睨まれたネズミです。そして、それに人それぞれの性格が関わってきます。


猫に睨まれたネズミ。こんなとき、ネズミは怯えてカラダが硬直しています。

私は、この状態が、すぐに落ち込む子供達。

一方で、すぐにキレる子供達。これは、窮鼠猫を噛む。つまり、猫に襲いかかるネズミの状態だと考えています。ネズミも、恐怖が限界になると猫に襲いかかるわけです。


こういった脳の状態や仕組みから起こるのが発達障害と診断される病気です。


しかし、その診断では、こういった脳の仕組みは無視されています。あきらめず、適切な対処をしてあげましょう。

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落ち着きがない。注意力がない。

これは、発達障害の特徴としてよく聞く話です。

では、落ち着きがない。注意力がない。これは、脳がどういった状態なのでしょうか？

単純に、脳が興奮している状態であることは容易に想像できると思います。

重要な点は、落ち着きがないとか、注意力がないということの裏にある症状です。

たとえば、こういった子供たちの多くは、手や足が熱くなったりします。また、手汗もしくは足汗がひどく、夏など、足跡がつくほど汗をかくケースが少なくありません。また、足汗の臭がキツイという話も多々あります。

さらに、落ち着きがないとか注意力がないということと裏腹に、彼らは筋肉痛を訴えることも少なくありません。

ふだん、落ち着きがないのに、体育の授業程度で「足が痛い！」とか「腕がだるい！」と訴える。なかには、親にマッサージなど、もんでもらうことを要求するというお話もよく伺います。


私からすれば、こういった特徴が落ち着きや注意力に直結します。

これは、脳の働きからすれば当然の話です。



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発達障害では、年齢相応の言葉がでないことが少なくありません。単語はもちろん、会話が文章にならないケースが多々みうけられます。また、会話のキャッチボールがうまくいかないことも、このジャンルで見られる傾向のひとつでしょう。

こういったことについて、発達障害の特徴として取り上げられていますが、私からすれば、これが発達障害の原因のひとつです。

言葉がでないこと。その原因はなんなのか？

会話が文章にならない。それはなぜ？

会話がキャッチボールにならない。

こういった理由を正確に理解できれば、発達障害の原因はおのずと理解できるはずです。

あきらめたら終わり。そして、科学的な証拠もなく「発達障害」などというレッテルを信じる必要もありません。

それは、脳の働きの結果であり、一部の例外を除き、彼らの脳に異常はないのですから。




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発達障害の人たち、とくに子供の場合、言語や発音に不明瞭なケースがあります。そのため、聞き取りづらい。

これを、発達障害の特徴として紹介している人たちがいます。

確かに、これは発達障害の特徴のひとつではあります。が、私からすれば、これは発達障害の原因です。私が言いたいことがお解りになるでしょうか？


私からすれば、この言語や発音が不明瞭という状態が改善できれば、発達障害ではなくなる。子供たちがふつうに生活できるようになる。つまり、発達障害でなくなると考えています。


もし、あなたのお子さんが言語や発音に不明瞭ならば、それを改善できるようにしてあげましょう。

そうすれば、きっと光が見えてくると思います。




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発達障害の人たちは、気持ちの切り替えがうまくできないというケースがほとんどです。

これも、今までの記事でわかると思いますが、私は彼らの脳が過剰に警戒しているのが原因だと考えています。

たとえば、帰宅した家のなかに知らない誰かがいる。そんなケースで、誰が気持ちを切り替えることができるでしょう。

同じように、脳が警戒しすぎている状態で、気持ちの切り替えができないのは自然なこと。


重要なのは、気持ちの切り替えがうまくできないことではなく、その原因が、脳が過剰に警戒しているという事実にあります。

まずは、脳の警戒を取り除いてあげることでしょう。



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