人の悩みは十人十色

今年2月、１９才になる男性が来店。

彼は、高校はすぐに辞めてしまいました。

理由は、体調不良。

決して不良ではありません。

むしろ、とても優しい子。

でも、いじめられたわけでもありません。


教室に入ると緊張し、体が疲れてしまう。

それで、座っていることもできずにいたそうです。


よくよく聞いてみると、なんと、小学生のころから

たいへんだったそうです。

だから、中学の時には行けたり行けなかったりを

繰り返していました。


幸い、高卒認定の試験に合格し、大学受験を考えたのですが・・・

でも、予備校に入りましたが、結局、3日で断念。

やはり、体がもちませんでした。


彼は、すでに１０箇所以上の病院で診察を受けていました。

ダカラ当然ですが、私のところに来たときも

「病院でも治らなかったので、自分で治しますから漢方薬は

いりません！」そう、心を閉ざしていました。


まあ、以前、私のお客様だった方からのご紹介と言うことで、

お父さんも半信半疑ながら、「1ヶ月は試してみたい！」と

お話いただき試されることになりました。



特徴的な症状は

・アゴの疲れ　－　朝、起きるとアゴが疲れていました。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　日によっては、アゴが痛いこともありました。

・声が小さい　－　がんばっても、彼の声は蚊がないているほど小さかった

・人が怖い　－　友達と遊んでいても、心から楽しめたことがなかったそうです。

　　　　　　　　だから、女の子と会話をしたことがありません。

・物覚えが悪い　－　記憶力がひどく悪いと嘆いていました。


まだまだありますが、今現在、彼は

・アゴの疲れはありません。体はとても元気になっています。

・声が大きくなりました。食欲も出てきました。

・友達がたくさんできたそうです。予備校で、女の子とも自然に話せるようになりました。

・記憶力が良くなったと喜んでいます。


彼は、「物心ついてから、今が一番体調が良い！」と言っています。

それも、今9月ですが、未だに2週間前より確実に体調が良くなっていると

話してくれました。

また、なにより、人と話すのが楽しくなりました。

私としては、それが一番うれしいです。



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追記
彼の体調が悪かったことと、精神面から、高校時代、ご両親はうつ病や不安神経症を

疑ったそうです。結果として、統合失調症と診断されました。

しかし、本人にそれを告げることはできずに悩んでいらしたそうです。

もちろん、今、ご両親の悩みはなくなっています。

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